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とてもじゃないが表に置けない痛さ炸裂の雑文をどうにか供養するために設けた墓場のような場所。
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※うすら寒いくらい露骨なレオ←ドビン。
逃げるが勝ちと世の人は言った。
書いたやつが一番説明を求めている。
どういう状況ですかコレ。

















始める前に終わってる戦なんて、手を出すのも馬鹿らしい。



根本的には私達はおんなじですわ。
「一番になりたい」という想いが強い事。
ただ姉上は「自分が」一番になりたくて、
私は「誰かの」一番になりたいと願った。
それだけの差です。

「私だったら、あなたみたいな人、絶っ対に好きになりませんわ!」
「ハア」

人が全身全霊でそう告げたというのに、そうですか、とよくわからない様子でうなずかれた。

一番になりたい。
幼いころから、姉妹そろって勝気な性格だった。
一番じゃなきゃ嫌だった。
ずっと、一番になりたかった。
誰かに、一番に想って欲しかった。

「わかったら置くもの置いて帰ってください」
「ここの忍が毒舌なのは変わらないんですネ…」

――ほら、また。

邪険に扱われてるのに、懐かしそうに眼を細めるのはどうして?
目の前で話しているのに、視線が誰かを探しているのはどうして?

ああ、本当に。
見えない影に未だ縛られているあなたなんて論外。
今私が隣にいるのに、まださよならした相手を想っているあなたなんて――論外!

「私、勝ち目のない戦いを挑むほど馬鹿じゃありませんの」
「ハア」

思い出は、郷愁は、いつも美しさだけを増していく。
上書きしようがない。
この手の男は、一生振り返ることをやめやしない。

「私は、別にいいんですケド」
「・・・」
「そういうあなたは・・・どうしてそんなに辛そうなんデスカ?」

私が笑ってみせたって、昔の誰かと重ねるのでしょう。
勝手に苦しめばいい。一人で苦しんでいればいいのに。
どうして、私まで不幸にする。
道連れなんて、冗談じゃない。

私が一番じゃなきゃ嫌なのだから。
私がこの人の中で一番じゃなきゃ、許せないのだから。
・・・ほらやっぱり根本的に同じでしょう?姉上。



+ + + + + + + + + +
負け戦とわかっていても戦場へと赴かねばならない時があるから、戦国の世は厄介ですねぇ。

レオ←ドビンに至るまでの過程は脳内でばっちりなんですけど書けずにいきなりここに飛びました。
乙女過ぎてどうしようかと思った。

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